高血圧(生活習慣病)|内科・小児科診療なら岐阜県関市の川村医院へ

高血圧

高血圧(生活習慣病)High blood pressure

High blood pressure高血圧について

川村医院(関市西田原)では、高血圧の診療を行っています。
高血圧とは、血圧が高い状態が続くことで、脳や心臓、腎臓などに負担をかけ、重い合併症を引き起こすリスクが高くなる病気です。

Why do you need treatment?なぜ治療が必要なのか?

なぜ治療が必要なの
高血圧は「サイレントキラー」と呼ばれるように、自覚症状がほとんどないまま進行するのが特徴です。

放置すると動脈硬化が進み、脳梗塞、心筋梗塞、慢性腎臓病などの重篤な病気を突然発症することがあります。
そのため、定期的な診察と適切な治療による血圧コントロールがとても大切です。

Fundamentals of Treatment治療の基本

治療のポイント
高血圧の治療の基本は生活習慣の改善です。

・塩分を控える
・バランスの良い食事
・飲酒量を控える
・適度な運動を続ける
・禁煙

これらを続けても血圧が高い場合は、薬による治療を行います。

Treatment Goals (from JSH2025)治療目標(JSH2025より)

2025年に改訂された「高血圧管理・治療ガイドライン2025(JSH2025)」では、血圧の目標値が統一されました。

・診察室血圧: 130/80mmHg未満
・家庭血圧: 125/75mmHg未満

これにより、年齢や病態にかかわらず、より積極的に血圧を下げることが推奨されています。
ただし、副作用(症候性低血圧、電解質異常など)が出ない範囲で、お一人おひとりの状態に合わせて調整することが重要です。

About Drug Therapy薬物療法について

生活習慣の改善で効果が不十分な場合、薬物療法を行います。
JSH2025では、高血圧と診断された際、1カ月以内に再評価し、目標が達成できなければ薬物療法を開始するよう強調されています 。
主な降圧薬
  • Ca拮抗薬

    血管を広げることで血圧を下げるお薬です。長時間作用型ジヒドロピリジン系Ca拮抗薬は、治療開始時から使用される主要な降圧薬の一つです。
  • RA系阻害薬(ARB・ACE阻害薬)

    血圧を上げるホルモン(アンジオテンシンII)の働きを抑えることで血圧を下げます。これらの薬剤は主要な降圧薬の一つとして位置づけられており、心不全や慢性腎臓病の治療においても、これらの病気の進行を抑える効果があることが分かっています。
  • サイアザイド系利尿薬

    体内の水分や塩分を尿として排出することで血圧を下げます。体液が溜まりやすい患者さんに顕著な降圧効果が得られる場合があり、より積極的な投与が望まれています。
  • β遮断薬

    心臓の働きを緩やかにすることで血圧を下げるお薬です。心拍数が速い傾向のある方や心不全リスクがある高血圧の患者さんに非常に有効な場合があり、こちらもより積極的な投与が望まれています。
これらの薬剤は、必要に応じて組み合わせて治療します。

To ensure the success of treatment治療を成功させるために

問診風景
治療の効果を高めるには、ご自宅での正確な血圧測定や、医師との定期的な診察がとても大切です。
また、治療計画書の活用や、尿中のナトリウム/カリウム比を用いた食塩摂取量の試算なども、治療効果を高める鍵となります。

Smart antihypertensive therapy via appアプリによるスマート降圧療法

スマホアプリ(Cureapp)による治療も可能です。
  • ・高血圧症と診断されたが、薬はなるべくのみたくない。
  • ・現在薬を服用中だが、服用を減らしたりやめる事ができたら・・・
  • ・生活習慣をどう改善したらいいのかわからない。
といった方に是非おすすめします。

High blood pressure treatment without drugs | Smart antihypertensive therapy薬を使わない新しい治療-スマート降圧療法

  • FEAUTURE01

    スマホアプリを用いた治療

    スマートフォンを使って、新しい生活習慣の定着を目指します。
  • FEAUTURE02

    医師と一緒に生活習慣改善

    通院時には医師のアドバイスを受けながら血圧を下げる新たな治療法です。
  • FEAUTURE03

    一人ひとりにあった取り組みを提案

    個人にあった行動目標を提案し、実践を通してご自身にあった取り組み方を見つけていただけます。

Movie3分でわかる高血圧アプリ外来

スマート降圧療法についてより詳しく知りたい方はこちらをクリック

Precautions regarding high blood pressure treatment app CureApp prescription高血圧治療アプリCureApp処方に関する注意事項

  • 初診時はアプリ処方されません

    アプリが処方されるのは初診から1か月経過後です。
  • 処方後は6か月間毎月受診が必要

    アプリが処方されてからは月に一度受診が必要になります。
    受診できなかった場合はアプリを継続して使用できなくなります。
  • 高血圧治療のためのアプリです

    治療が必要ない方には処方されません。
  • ガラケーやPCではご利用いただけません

    スマートフォン(Android又はiphone)でご利用いただけるアプリです。
    お手数をおかけしますが、来院時には、スマートフォンの持参をお願いいたします。

Please consult usご相談ください

高血圧は放置せず、早めにコントロールすることで合併症を防ぐことができます。
気になる方は、ぜひ川村医院までご相談ください。

FAQ高血圧についてのよくある質問

血圧の薬は飲み始めたら一生続けなければいけませんか?やめる事はできますか?
血圧は一定ではなく季節などにより変動します。薬の内服で正常化している場合は徐々に減らして中止することも可能です。
その際は適切な生活習慣を維持したり、血圧が上昇してこないか一定期間は血圧測定を継続することが重要です。
当院では健康保険で認可されたスマートフォンアプリによる生活習慣改善プログラムも利用可能で、薬の中止の一助になると考えています。
血圧を病院で測ると高いのに、自宅で測ると高くない場合はどうすると良いですか。
高血圧を治療中の方は、診察室の血圧よりも家庭血圧を指標とすることが日本高血圧学会から強く推奨されています。治療の参考になりますので測定結果を持参していただけると不要な薬の増量をしなくて済みます。
治療中でない方は白衣高血圧といわれます。その場合は内服等の治療は不要のことが多いですが、全く高血圧がない方よりも脳卒中や心筋梗塞等を起こしやすく、持続性の高血圧に移行しやすいとされています。引き続き家庭血圧の測定を定期的に行って、上昇傾向があれば治療を受けられることをお勧めします。
逆に医療機関での血圧は高くないのに家庭血圧が高い方は仮面高血圧と言われます。高血圧の方と脳卒中等の危険性は変わらないため治療が必要です。
市販の血圧計は信頼できますか?おすすめはありますか?
市販の血圧計のほとんどは電子センサーを利用しており、測定者による誤差が生じません。さらに長期間にわたり安定的に作動し、故障した場合は誤った数値を表示するのでなく測定不能になると言われています。
そのため認可された血圧計であれば、従来の水銀を利用した血圧計の代わりに推奨されているほどです。その中でも腕で測る血圧計は手首や指先で測るものよりも薦められています。
血圧を下げるためにおすすめの飲み物はありますか?
特定保健用食品(トクホ)、機能性表示食品やサプリメントなど血圧を下げる効果を謳った商品は数多くあります。この中で調査されているのは特定保健用食品ですが、薬の臨床試験と比べて期間や対象者数が少なく、効果や安全の面では劣っていると言わざるを得ません。
したがって、高血圧の薬の代わりにはならず、お勧めはできません。

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JA田原支店東100m
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国道21号坂祝バイパスを北へ→大針ICを左折して国道248号線太田バイパスを西へ→大杉交差点を右折し1分→看板を左折。
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診療科目
内科
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小児科
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