
健康診断・がん検診Physical examination
Health Examination岐阜県関市 健康診断とがん検診のご案内
令和7年度 健康診断・がん検診一覧
種類 | 受けられる内容 | 対象(年度末年齢) | 健診料 | 診断できる疾患の例 |
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ヤング健診 | 問診、身長・体重・腹囲計測、血圧測定、尿検査、血液検査、診察(個別健診のみ)、保健指導 | 30歳~39歳 | 500円 | 生活習慣病、糖尿病、高血圧症、腎臓病、貧血など |
特定健診 | 問診、身長・体重・腹囲計測、血圧測定、尿検査、血液検査、診察、特定保健指導、心電図、眼底検査 ※心電図・眼底検査は、医師の判断による検査 | 40歳~74歳の国民健康保険加入者 | 1,000円 | 生活習慣病、糖尿病、高血圧症、脂質異常症、肝臓病、腎臓病、貧血など |
ぎふ・すこやか健診 | 問診、身長・体重計測、血圧測定、尿検査、血液検査、診察、心電図 ※心電図検査は医師の判断による検査 | 75歳以上 65~74歳 一定の障がいが あり、広域連合の 認定を受けた方 |
500円 | 生活習慣病、糖尿病、高血圧症、腎臓病、貧血など |
大腸がん検診 | 問診、便潜血検査 | 40歳以上 | 500円 無料クーポン対象者:41歳 |
大腸がん、大腸ポリープなど |
肺がん・結核検診 | 問診、胸部X線検査、喀痰検査(必要な方のみ) | 40歳以上 | 無料 | 肺がん、結核、肺炎、肺気腫など |
前立腺がん検診 | 問診、血液検査(PSA検査) | 50歳以上の男性 | 1,000円 | 前立腺がん、前立腺肥大症など |
骨粗しょう症検診 | 問診、骨密度測定 | 30~40・45・ 50・55・60・ 65・70歳の女性 | 500円 | 骨粗しょう症、骨折リスクなど |
肝炎ウイルス検診 | 問診、血液検査 | 過去に肝炎ウイルス検診を受けたことがない満40歳以上の方 | 無料 | B型肝炎、C型肝炎など |
各健診・検診の詳細
●ヤング健診
30歳から39歳の方を対象とした健康診断です。基本的な健康状態のチェックを行います。高血圧症・脂質異常症・糖尿病といった生活習慣病や貧血などの早期発見に役立ちます。
●特定健診
40歳から74歳の国民健康保険加入者を対象とした健康診断です。生活習慣病予防のための詳細な検査を行います。
●ぎふ・すこやか健診
75歳以上の方を対象とした健康診断です。健康維持のための基本的な検査を行います。
●健診の内容
・問診票の記入をしていただきます。
・血液検査・検尿・胸部レントゲン検査・必要な方は心電図検査を行います。
・医師の診察では首・胸・お腹・手足の診察を行います。
大腸がん検診は、大腸がんを早期に発見するための検査で、便潜血検査を行います。これは、便に目に見えない血液が混じっていないかを調べる検査です。便潜血検査で陽性の結果が出た場合は、大腸内視鏡検査などの精密検査が必要となることがあります。精密検査を行うことで、より詳しく大腸の状態を調べ、がんやポリープの有無を確認します。早期に発見できれば、内視鏡での切除など治療の選択肢も広がり、治癒の可能性が高まります。
肺がん・結核検診は、肺がんや結核を早期に発見することを目的として実施されます。検査方法は、胸部X線検査を行い、必要と判断された方には、さらに喀痰検査を行います。胸部X線検査は、肺の状態を画像で確認する検査です。喀痰検査は、痰の中にがん細胞や結核菌が含まれていないかを調べる検査です。
前立腺がん検診は、前立腺がんの早期発見を目的としており、血液検査(PSA検査)を行います。PSA(前立腺特異抗原)とは、前立腺から分泌されるタンパク質の一種で、前立腺がん細胞が増殖すると血液中のPSA値が高くなることがあります。この検査でPSA値が高い場合は、前立腺がんの可能性を考慮して、さらに詳しい検査(生検など)が行われることがあります。
ただし、PSA値が高い場合でも、前立腺肥大症や前立腺炎など、がん以外の病気である可能性もあります。また、前立腺がんと診断され、経過観察や治療をしている方は、この検診の対象外となります。前立腺がんと診断され、経過観察や 治療をしている方は対象外です。
骨粗しょう症の早期発見を目的とした検診です。当院の骨粗しょう症検診では、骨密度測定にDIP法(Distal Interphalangeal法)を用いています。これは、手の骨の骨密度を測定する方法です。X線を使用しますが、放射線被ばく量はごくわずかであり、比較的簡便に測定できるという特徴があります。
DIP法による測定は、全身の骨密度を反映するとは限りませんが、骨粗しょう症のスクリーニングや、早期の骨量変化を捉えるのに有用とされています。
B型肝炎ウイルスとC型肝炎ウイルスの感染の有無を調べる検診です。肝炎ウイルス検診の血液検査では、まずB型肝炎ウイルス感染の有無を調べるHBs抗原と、C型肝炎ウイルス感染の有無を調べるHCV抗体を検査します。
HCV抗体の検査結果が陽性であった場合、C型肝炎ウイルスに現在感染している可能性が高いため、さらにHCV-RNAの測定を行い、実際にウイルスが存在するかどうか、またその量を測定します。
受診期間・持ち物・ご予約
令和7年6月から令和8年2月末までです。
ただし、ぎふ・すこやか健診は令和7年6月から令和7年12月末までですのでご注意ください。
・受診券(市から6月頃に郵送)
・マイナ保険証または資格確認書等
・質問票(事前にお渡ししした場合)
・検体(検便容器など、事前にお渡しした場合)
ウェブで予約や申し込みが可能です。
当日でも受付可能ですが、混雑防止のため事前の予約をおすすめします。
可能であれば問診票を事前に受け取ってご自宅で記載し、当日に持参していただくのが最もスムーズです。
ご不明な点は電話でお問い合わせください。
受診されてからの手続きは当院が行います。
その他受診をお勧めする検診
当院では実施できませんが、以下の検診も受診をお勧めします。これらの検診は、早期発見・早期治療のために重要です。当院から実施可能な医療機関を紹介します。
●対象となる方
40歳以上の方(胃全摘された方は対象外です)
●実施内容
・胃部X線検査(バリウム検査): 食道、胃、十二指腸の粘膜をX線で撮影し、異常がないかを調べます。40から75歳までうけられます。
・胃内視鏡検査(胃カメラ): 口または鼻から細いカメラ(内視鏡)を挿入し、食道、胃、十二指腸の内部を直接観察します。必要に応じて、組織を採取し、詳しく調べることがあります。50歳から受けられます。胃部内視鏡検査は2年に1回です。
※50から75歳の方は胃部X線(バリウム)検査または胃部内視鏡(カメラ)を選択できます。
●費用
・胃部X線検査(バリウム検査):500円
・胃内視鏡検査(胃カメラ): 1500円
・無料クーポン対象者: 41歳、50歳、54歳、58歳、62歳
定期的な検診の重要性
胃がんは、初期には自覚症状がほとんどないため、気づかないうちに進行している場合があります。定期的な検診を受けることで、早期の小さな変化を発見し、適切な治療につなげることができます。特に40歳以上の方は、胃がんのリスクが高まると言われていますので、年に一度の検診をお勧めします。(ただし、胃部内視鏡検査は2年に1回です)
乳がんの早期発見には定期的な検診が重要であり、早期に治療を開始することで治癒率が非常に高くなります。関市では、以下の内容で乳がん検診を実施しています。
●対象となる方
30歳以上の女性
●実施内容
問診、視診、触診、マンモグラフィ検査(40歳以上)、乳房超音波検査(30歳代)
●費用
500円
各検査の詳細
・マンモグラフィー検査: 乳房専用のレントゲン検査で、触診では見つけにくい小さな病変や石灰化を発見するのに有効です。乳房を板で挟んで圧迫して撮影します。
・乳房超音波検査: 超音波を使って乳房の内部を画像化する検査です。しこりの内部構造や性状を詳しく調べることができ、高濃度乳腺の方にも有用です。
自己検診の重要性
定期的な医療機関での検診に加えて、ご自身で乳房の状態をチェックする自己検診も大切です。入浴時や着替えの際などに、乳房の形や硬さ、皮膚の変化、乳頭からの分泌物などを確認する習慣をつけましょう。もし気になる症状があれば、自己判断せずに早めに医療機関を受診してください。
その他
・妊娠中や授乳中の方、豊胸手術をされた方などは受診できません。
・検診の結果、精密検査が必要となる場合があります。その際は、医師の指示に従って必ず精密検査を受診してください。
子宮頸がんは、ヒトパピローマウイルス(HPV)の感染が主な原因で発生するがんです。初期には自覚症状がほとんどないため、定期的な検診による早期発見が非常に重要となります。早期に発見できれば、子宮を温存した治療など、比較的負担の少ない治療で治癒が期待できます。
検診では、子宮頸部の細胞を採取し、顕微鏡で異常な細胞がないかを調べます(細胞診)。
●対象となる方
20歳以上の女性
●実施内容
問診、視診、子宮頸部細胞診、内診
●費用
500円(無料クーポン対象者:21・26・41歳女性)
検査の注意
・生理中の方は受診できません。
・性交経験がない方は、発症リスクが低いこと、痛みを伴うことから、受診できない場合があります。
その他の健診(自由診療)
健診名 | 費用 |
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2,740円 |
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16,500円~23,100円 |
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2,200円~16,500円 |
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2,200円~16,500円 |